こんにちは。 2000年4月16日から19日にかけて韓国ソウルへ行ってきました。 長期滞在を含めて何度も韓国を訪問しているわたしですが、韓国のオートバイのことに関してはあまり知りませんでした。そこで、今回は韓国ではどんなオートバイが走っているのだろうと意識して街を歩いてみました。 街角に出てみると…大通りに出てみると、走ってる走ってる、バイクがたくさん… ソウルのど真ん中ということもあって、いかにもお仕事風といった風情のバイクがほとんど。「これから遊びに行きます」風のバイクは見かけなかった。平日のソウル市中心部だもん、当たり前か。 90年代初頭はヘルメット被っている方が少なかった記憶があるが、交通安全意識が高まってきたのだろう、今回見た限りでは被っているライダーが圧倒的に多かった。特にクイックサービス(後述)と思われるライダーは安全意識が高そうで、フルフェイスのヘルメットにライディングジャケット、ライディングシューズという装備の人が多かった。ジーンズの上にニーパットを装着しているライダーも数名見かけた。 クイックサービスが大流行日本のバイク便に相当するものを、韓国ではクイックサービスというそうな(大林自動車無料サービス誌『MOTOR DATE』4月号より)。 写真を見ていただければわかるかと思うが、荷物の積み方が尋常ではない。たいていのバイクには頑丈そうな鉄パイプのリアキャリアが装着されていて、巨大な荷物をガンガン積んでいる。葬式の花輪みたいなものまで積んだバイクも2回見かけた。 韓国のオートバイメーカー90年代初めの頃ソウルの街角で見かけるオートバイといえば、DAERIM HONDAかHYOSUNG SUZUKIであったが、最近はDAERIM(デーリム:大輪自動車)、HYOSUNG(ヒョーソン:暁星機械工業)となっていて日本のブランド名が取れている。一人立ちして生産するようになったのだろう。現在この二社が韓国内でオートバイを生産している。他に三輪オートバイを生産しているところもあるようだが…… 大林自動車のホームページ GIFアニメーションの後に韓国語・英語・西語・中国語を選択できる。が、西語・中国語は準備中のようで押しても押しても現れず。英語版はうまく機能していない(Netscapeだから?)。韓国語でもいいからとにかく見てみたいという方は製品情報(ロードモデル)へ直接どうぞ。 暁星機械工業のホームページ 表紙から韓国語か英語を選択できる。 韓国の自動二輪免許現在韓国の二大メーカーで生産されているのは50ccクラスから125ccクラスまで。ロードスポーツ、ビジネスモデル、スクーターが生産されている(オフ車はHYOSUNG RX125のみ)。何故125ccまでなのかというと、韓国の二輪免許事情による。 原動機免許及び自動車免許で125cc未満まで乗ることができる。125ccを越えるオートバイを乗るためには二種小型免許というのを取得しなければならない。つまり、現在韓国内で生産されているオートバイはすべて自動車免許で乗れる車種なのである。 そのほかに、排気量に関わらずオートバイは高速道路乗り入れ禁止なのも、中型排気量以上のオートバイがまだ生産されていない理由のようだ。DAERIM DAYSTAR 対 HYOSUNG MIRAGE韓国二大オートバイ生産メーカー、デーリムとヒョーソンが誇る最高級車種を紹介しよう。 どちらもとても125ccとは思えぬゴージャスなアメリカンなのだ。DAERIM DAYSTAR (2,350,000ウォン≒25万円相当)この赤色はわたしの趣味じゃないけど、なかなかおしゃれなアメリカンである。 昨年発売されたモデルで、街でもよく見かけた。 ぱっと見にはとても125ccには見えない車体で、わたしには乗りこなせないだろうなーと思わせる大きさ。125ccにしておくにはもったいない。デーリムの販売店でまたがってみたが、車体幅が広く感じられ、足つきが良いという風には思えなかった。 乾燥重量150kgはちょっと重すぎでは?でも17.5リットルの燃料タンクはエライ。推定燃費35リットルと見積もって600km以上走りそう。 全長×全幅×全高(mm):2,245×855×1,140 シート高:695 mm 車両乾燥重量:150kg エンジン:空冷&油冷4ストローク4バルブ単気筒 排気量:124.1cc 始動方式:セルとキック 変速:5段リターン 燃料タンク:17.5リットル ブレーキ:(前)デュアルピストンディスク (後)内部拡散式 製品紹介ホームページ:http://www.dmc.co.kr/product/roadframe.htm HYOSUNG MIRAGE(2,490,000ウォン≒約26万円)今年発売されたばかりのホヤホヤニューモデルらしい。韓国のオートバイ誌にインプレが乗っていた。 こちらもDAYSTARに負けず劣らずゴージャスなアメリカン。 韓国産初の2気筒エンジンを積む。これだけ立派な車体なら、いっそのこと250ccのエンジン積んじゃえ! 全長×全幅×全高(mm):2,200×810×1,040 シート高:665 mm 車両乾燥重量:150kg エンジン:空冷&油冷4ストロークDOHC8バルブV型2気筒 排気量:124cc 始動方式:ELECTLIC 変速:6段 燃料タンク:14リットル ブレーキ:(前)ディスク (後)ドラム 製品紹介ホームページ:http://www.hyosungmotors.co.kr/English/Fr-flineup.htm パワー(馬力)はどの車種も公表していない。デーリム販売店のおじさんに訊ねたところ、DAYSTARは12馬力ぐらいとか。MIRAGEは14馬力相当? 90年代前半韓国で走っているバイクといえば、いかにもホンダやスズキの年式の古いの(具体的に言うと、CBX250RSふうとかGS125ふう)といったものしかなくて、あまり興味をそそるものではなかったが、ここ1、2年街を走るオートバイはみるみる大型化して、デザインも独自性が出てきて、中型排気量(126cc~)が登場するのもそう遠い日ではないような気がする。 街で見かけた日本製オートバイ左はデーリムの販売店前に置いてあったHONDA CBR400or600(おそらく)。右は道ばたにあったHONDA CB400SF(おそらく)。どことなくブルジョワジーな雰囲気が漂う。が、何故ナンバープレート付いていない? その他、ヤマハの大きいフルカウルバイク(車種不明)も一台見かけた。外国製バイクはまだまだ珍しいようだ。休日の郊外だったらもっと走っているのかもれない。 韓国のオートバイショップ訪問実質上中二日しか滞在しなかったソウルだが、幸いなことに市の中心地明洞(ミョンドン)からさほど遠くないところにデーリム(大林自動車)の販売店があったので、足をのばしてみた。 ホームページに記載されていた地図と住所を便りに行き着いたのは、デーリムの本社の入っているビル。確かに本社はあるけど、オートバイなんか売ってないよ~ 守衛さんに訊ねたら「50メートル先のガソリンスタンドの隣にあるよ。オートバイたくさんあるからすぐわかるよ」だって。ハイ。 ガソリンスタンドを目印に、お店発見。大林自動車の販売店である。 こぎれいなお店。新品オートバイがずらっと並び、店内には無愛想なオヤジ、一角には修理工場。 店内におじさんが二人いる。わたしが入ってきてうろうろしていても全く相手にしない。そりゃ、どうみても買い物客には見えないからね… 店内フラフラしていても声をかけられない。韓国では女性がオートバイに乗るなんてことはほぼあり得ないことだから、わたしもまったく存在を認知されていない。悲しいなー。 パンフレットをたくさんさしてあるスタンドを発見。おじさんのひとりに「あのー、これもらってもいいですか~」と声をかける。「どうぞ、好きなだけ持って行きなさい」とのお言葉に甘えて、ありったけの種類をもらう。でもまだ寂しいので、おじさんに(DAYSTARを指さして)「これ何馬力ですか~」ときく。カタログを見ても、馬力のことは一切表記されていないのだ。おじさんその1はわたしに質問されて答えられず、おじさんその2が「12馬力ぐらい」と答える。日本国内の125ccモデルも似たようなものだから、まあそんなもんなんでしょうね。 わたしが店内で写真を取っていると、おじさんが「撮ってあげようか」と申し出てくれて、上記写真の撮影となった。どうせなら、バイクにまたがったところを撮れば良かったと、今後悔している・・・ 店頭で見かけたオートバイの数々昨年の東京モーターショーでホンダがアメリカン風カブを参考出品していたけど、それとなんとなく似ているAppiaというモデル。タンクがアメリカン風でカワイイ。日本の若者にも受けそう。以上、オートバイショップ訪問記おわり。「小型2種免許」の取り方韓国で125ccを越えるオートバイに乗るためには「小型2種免許」なるものを取得しなければならないのは前回書いたが、その方法は日本の大型免許と同じように、大型限定解除のように試験場に行くか、もしくは教習所に通う。試験に使われる車種はヤマハのビラーゴ250(管理人さんの愛車(^-^))が多く、場所によってはホンダCB400SFもあるそうだ。ビラーゴ250とCB400SFって、重さや取り回しにかなり違いがあると思うのだが・・・ 文と撮影 Aya출처: www.geocities.co.jp
Copyright ⓒ 2008 SHINWA Co. Ltd. All rights reserved.
(주)신화8080 :대표: 이광석/이광수 : 개인정보책임자(CPO)이광석
사업자등록번호 : 285-87-00413 / 통신판매업신고 : 제 2022-고양덕양구-1698호
화물자동차운송주선사업허가증 제주선 2016-5호 ☎ 031-906-3963 fax : 031-924-3963
경기도 고양시 덕양구 삼원로 63, F216호(원흥동,고양아크비즈)☎1599-3963 lks0517@msn.com